こんにちは、Good Life Spaceです。
実家がゴミ屋敷になってしまった場合や近所にゴミ屋敷がある場合、どこに相談してよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ゴミ屋敷が引き起こす問題点と相談できる窓口をご紹介します。
ゴミ屋敷の問題に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
ゴミ屋敷に悩んでいる方におすすめの相談窓口5選

ゴミ屋敷に悩んでいる方には、二つのパターンがあります。
自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合と近隣の住宅がゴミ屋敷の場合です。
パターンによって相談する窓口が異なってきますので、それぞれ分けてご紹介していきます。
自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合の相談窓口
自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合には、まずは一人で抱え込むことなく第三者に依頼する事が大切です。
自宅や家族宅の場合①専門の業者に依頼する
自宅がゴミ屋敷になってしまい悩んでいる住人やその親族の場合は、ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼するのが一番早い解決方法でしょう。
一度、ゴミ屋敷になってしまった家を自力で片づけるのは、非常に大変です。
重い家具やゴミの処理も依頼できるので、一人や家族だけで掃除しようとせずにプロに依頼することをおすすめします。
近隣の住宅がゴミ屋敷の場合の相談窓口
近隣の住宅がゴミ屋敷の場合、直接関与することは揉める原因にもなるのでおすすめできません。
以下の窓口を利用して、相談してみましょう。
近隣の住民の場合①大家・管理会社
マンションやアパート内にゴミ屋敷の住居があった場合は、大家さんや管理会社に相談することをおすすめします。
大家さんや管理会社に相談することで、直接ゴミ屋敷の住人に対して注意や酷い場合には退去勧告をしてくれます。
しかし、大家さんや管理会社はゴミ屋敷を実際に片づけることはできません。
敷地内にあるものは住人の所有物になるため、退去勧告は出来ても勝手に片づけることは出来ないことを覚えておきましょう。
また、ゴミ屋敷の住人に直接注意をすることは住民同士のいざこざの原因になることがあるので、必ず大家さんや管理会社を通すようにしてください。
近隣の住民の場合②自治体
近所にゴミ屋敷があって困っている場合は、まずはお住まいの自治体に相談してみましょう。
「ゴミ屋敷に関する条例」がある自治体の場合、ゴミ屋敷に対して積極的な対応を行ってくれます。
自治体が指すゴミ屋敷とは、「管理不全な状態であると認められる建築物」や「近隣における生活環境が損なわれている状態」の住居のことです。
ただ、この条例がある自治体でも対応の方法は自治体によって異なります。
しかし、この条約がある自治体でしたら相談することで、ゴミ屋敷の住人に対して直接の指導や命令を行ってくれるでしょう。
また、最終的には行政代執行を行うこともできます。
近所にゴミ屋敷があって、悩んでいる方は一度自治体に条例があるかどうか確認してみてください。
もし、条例がなくても自治体はゴミ屋敷に対して注意を行うことは出来るので、ゴミ屋敷の住人に直接注意を行うことはやめて自治体に相談するようにしましょう。
近隣の住民の場合③警察や消防署
ゴミ屋敷が抱える大きな問題として、火災の危険があります。
そのようなことにならない為にも、警察や消防署に予め相談をしておくことをおすすめします。
警察や消防署は、民事不介入の観点からゴミ屋敷を片づけることは出来ません。
しかし、警察や消防署に相談をすることで、火災の危険性や、危険物の除去などを注意してくれる場合があります。
災害の予防といった面でも、相談しておくと安心でしょう。
近隣の住民の場合④弁護士
万が一、ゴミ屋敷の住人とトラブルになってしまった場合は弁護士に相談してみましょう。
ゴミが道路にまではみ出して危険な状態になっている場合や騒音問題、ゴミ屋敷の住人からの嫌がらせなど実害がある場合は、自治体がおこなっている無料の弁護士相談会を利用することをおすすめします。
もし弁護士に相談する場合は、一人ではなく周辺住民の同意や証拠も必要になってくるので、事前に準備をすると相談がスムーズになるでしょう。
ゴミ屋敷を放置することで起きる問題

ゴミ屋敷の問題を放置することで、どのような問題が起きるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
ゴミ屋敷の問題①火事災害
ゴミが山積している状態で生活を続けていると、ほこりやゴミなどが原因でコンセントから引火したり、ガスを使用してる際にゴミが落ちてきて引火するなど、火災の危険性が高くなるでしょう。
周辺住民にとっても、火災は他人ごとではありません。
また、築年数が経った一軒家ですと、地震によって倒壊する危険性もあります。
ゴミ屋敷の問題②悪臭や体調不良の衛生問題
ゴミが溜まった状態が続くことで、生ごみから発せられる臭いだけではなく、溜まったゴミが腐敗して発せられる臭いもあります。
これらの悪臭は広い範囲に充満し、暖かくなるにつれて臭いはピークに達してしまうでしょう。
その結果、周辺住民は普通の生活が出来なくなってしまうかもしれません。
衛生的にも非常に良くないので、近隣の人の体調が悪くなってしまう場合もあります。
ゴミ屋敷の問題③害虫や害獣
ゴミ屋敷には放置された生ごみや、飲みかけのペットボトルから虫などが湧いてしまう危険性があります。
ハエや、ゴキブリはもちろん、ネズミなどの害獣が住み着いてしまうことも。
これらの害虫や害獣は、ゴミ屋敷だけではなく周辺住民の家や庭へと移動することもあるので近隣の環境全体が悪くなる可能性があります。
ゴミ屋敷に悩んでいる方におすすめの相談窓口まとめ

今回はゴミ屋敷で悩んでいる方におすすめの相談窓口をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ゴミ屋敷を放置することで、周辺の環境にも大きく影響し、最悪火事などの災害が起こることもあります。
ゴミ屋敷の問題が深刻化する前に、専門の窓口に相談することで早めに解決できる可能性が高くなります。
住民同士で直接解決しようとするのではなく、ぜひ相談窓口を利用するようにしましょう。
ゴミ屋敷でお悩みの方は今回紹介した窓口の情報を参考にしてみてください。