札幌は北海道の中心都市であり、人口約200万人を抱える大都市です。また、豊かな自然や魅力的な食文化など、魅力あふれる街としても知られています。ここでは、そんな札幌で物件を探している方に向けて、おすすめ物件や札幌に住むメリット・デメリットをご紹介します。
札幌の物件とは
札幌の賃貸物件は、ワンルームや1K、1DK、2DK、2LDKなどの間取りが一般的です。また、近年はファミリー世帯向けの3LDKや4LDKの物件も増えています。家賃相場は首都圏よりも手ごろな価格帯となっており、ワンルームタイプであれば3万円前後から賃貸可能で、築年数が古ければさらに安い物件もあります。ファミリータイプの場合は、市内中心部や人気エリアでは1LDKで10万円前後、2LDKで15万円前後が相場となっています。
実際に物件を探す際には、北海道の特性を把握することが大切です。北海道は冬の寒さが大変厳しく、平成以降の最低気温でマイナス16度を記録したこともあります。特に1~2月は最高気温がプラス10度以上になることは少なく、一日を通して厳しい寒さが続きます。また、雪もほぼ毎日のように降り、札幌市によると年間の平均積雪量は4m79cmとなっています。そのため、通勤や生活利便性を考えた場所を選ぶことが大切です。
札幌で物件を選ぶ際のポイント
「日当たり」は、寒冷地の札幌ではとても大切です。日当たりの良い住宅は、日光が差し込むことで室内の温度が上がりやすくなります。そのため、暖房器具の使用量を減らすことができ、光熱費の節約につながります。特に冬場は日照時間が少ないため、なるべく南向きの物件を選ぶようにしましょう。
「冷暖房設備の有無」については、暖房設備が欠かせないことは当然ですが、近年では北海道でも夏場の暑さが厳しくなってきています。築年数が新しい場合は冷暖房エアコンを設置している物件も多くなっていますが、古い物件では暖房も設置されていないことがあります。ファミリー向け物件の暖房はファンヒーターやストーブが主流ですが、エアコンが設置されていないことも多いため、冷暖房設備の有無を確認しておくことが大切です。また、窓についても断熱材や二重窓などの防寒対策が施されているかを確認しておきましょう。
なお、札幌の物件で人気のエリアは、中央区・北区・豊平区です。いずれも市内中心部に近く、交通利便性に優れています。中央区には大通公園やすすきのなどの繁華街があり、北区にはターミナル駅でもある札幌駅、豊平区は中央区に隣接しています。一方で手稲区・南区などは自然環境が豊かなことが魅力のエリアですが、市内中心部へのアクセスがやや不便なため、家賃を抑えたい方におすすめです。
札幌のおすすめ物件5選
それでは札幌で実際に住めるおすすめ物件を紹介していきます!
今回は家賃が安めのレオパレスから主にピックアップしてみました。
1.レオパレス南郷7丁目第14 104号室
白石区本郷通7丁目南1-8にある木造2階建て築34年の物件です。家賃が月2.3万円と安いことが魅力で、礼金1ヵ月が必要ですが仲介手数料や敷金・補償金は不要です。1Kのワンルームで、ロフトが付いているため天井も高く、部屋を広く使うことができます。設備はバス・トイレ別で給湯設備とCATVがあり、可動式ファンヒーターが設置されています。なお、月額費用として家賃の他に管理費4000円と環境維持費550円が必要で、入居時には鍵交換と抗菌施工費用、保証委託料が別途必要です。最寄り駅の地下鉄東西線「南郷7丁目駅」からは徒歩3分と便利な立地になっています。
2.レオパレスあしがら 201号室
北区拓北二条2-1-26にある木造2階建て築14年の物件です。家賃は月2.9万円で、他に管理費4000円と環境維持費550円が必要ですが、礼金・仲介手数料や敷金・補償金は不要となっています。1Kのワンルームで、設備はバス・トイレ別で給湯設備と浴室換気乾燥機が設置されています。この物件は、家電・家具付きなことが魅力です。設置されているものは、テレビ・電子レンジ・ローテーブル・エアコン・洗濯機・冷蔵庫・神具一式・ダブルカーテンと、一人暮らしに必要なものが全て揃っています。入居時には鍵交換と抗菌施工費用、保証委託料が別途必要で、最寄り駅の田園都市線「拓北駅」からは徒歩10分となっています。
3.coffret東札幌42
白石区東札幌四条2丁目にある鉄筋4階建てで、2023年の新築物件です。家賃は月5万円で、他に管理費5000円と町内会費など1520円が必要ですが、礼金・仲介手数料や敷金・補償金は不要となっています。広めのワンルームで、設備はバス・トイレ別で石油暖房とエアコン、温水洗浄便座や洗髪洗面化粧台などが設置されています。この物件も家電・家具付きで、他にもオートロックや宅配ボックスも付いていますが、2年未満の短期利用はできません。最寄り駅の地下鉄東西線「東札幌駅」から徒歩5分となっています。
4.ルビーノ札幌
中央区南七条西10丁目にある鉄筋5階建てで、2018年築と比較的新しい物件です。家賃は月5.7万円で、他に管理費3000円と町内会費など1785円が必要ですが、礼金・仲介手数料や敷金・補償金は不要となっています。間取りは1LDKと広々しており、設備はバス・トイレ別でガス暖房とエアコン、温水洗浄便座や洗髪洗面化粧台、IHキッチンなどが設置されています。この物件も家電・家具付きで、他にもオートロックやTVドアホン、宅配ボックスが付いていますが、2年未満の短期利用はできません。最寄り駅の地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩11分となっています。
5.エスパニア札幌IV
中央区北五条西23丁目にある2007年築の鉄筋11階建ての物件です。家賃は月5.2万円で、他に管理費5500円と町内会費など1080円が必要ですが、礼金・仲介手数料や敷金・補償金は不要となっています。間取りは1LDKで、設備はバス・トイレ別でエアコン・温水洗浄便座や給湯、洗髪洗面化粧台やシステムキッチンなどが設置されており、カップルや新婚家庭におすすめです。この物件も家電・家具付きで、他にもオートロックやTVドアホン、BSアンテナや宅配ボックス、バルコニーが付いていますが、2年未満の短期利用はできません。最寄り駅の地下鉄東西線「西28丁目駅」から徒歩7分となっています。
札幌に住むメリット・デメリット
札幌に住むメリットは、家賃や物価が首都圏よりも安く、自然も豊かなことです。
首都圏などの大都市に比べて生活コストが安いため、家計の負担を軽くできることが魅力です。さらに、札幌は北海道のビジネスの中心地でもあり、駅前には大型ショッピングモールや百貨店、飲食店も多く、都会と変わらない便利な生活ができることも魅力です。
また、豊かな自然にも恵まれており、藻岩山や大倉山などの山々や、羊ヶ丘展望台や円山公園などの自然公園があるため気軽に自然を楽しむことができます。また、札幌は食がおいしいことも魅力で、首都圏よりもリーズナブルにグルメを堪能できることや、ゴキブリがいないこと、満員電車が少ないことなどもメリットと言えます。
札幌に住むデメリットとしては、冬の寒さが厳しいことです。札幌の夏は短く、冬は最高気温が0度に届かない日も少なくありません。そのため暖房は必須で、灯油代やガス代などの燃料費として、ある程度の予算を立てておく必要があります。また、日本最大の面積を誇る北海道は、移動距離が長いこともデメリットです。札幌の交通機関は発達していますが、日常的にはやはり車がメインとなり、ガソリン代がかかるうえに冬道の運転も危険と隣り合わせです。他にも通販で送料が高いことや、送料無料であっても北海道と離島は別途送料が発生するショップがあること、冬用の防寒着やスタッドレスタイヤなどに出費がかかることもデメリットと言えるでしょう。
魅力溢れる札幌で自分に合った物件を探そう
札幌は家賃や物価が安く、自然豊かな環境や美味しい食事など、魅力がたくさんある街です。冬の寒さは厳しいですが、それも気にならないほどメリットに溢れています。都会と自然が一体となっている札幌で、ぜひ自分に合った物件を見つけて、楽しい毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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