こんにちは、Good Life Spaceです。
寒い季節には欠かせないエアコンの暖房ですが、いざ電源を入れた時にカビ臭いと不安になりますよね。
今回は、エアコンの暖房とカビの関係性について調べてみました。
エアコンの暖房をつけたらカビ臭がする原因と、その対処法について解説します。
エアコンの暖房をつけた時のカビが気になる方はぜひ参考にしてみてください。
エアコンの暖房機能がカビる原因とは
エアコンの暖房機能はカビるのか気になりますよね。
エアコンにカビが発生するのはエアコン中の結露が原因です。
結露とは、水蒸気が液化して水になる現象のことです。
温かい湿った空気が急激に冷やされることで水滴に変わります。
具体的には、エアコンの冷房を使用していて電源を切ったあとに、エアコン内で温かい空気が冷やされ水滴となります。
水滴がエアコン内に溜まることで、湿気を好むカビが集まり増えていくんですね。
さらに、エアコン内にカビのエサとなる「ホコリ」や「汚れ」がたくさんあるとどんどん増殖します。
エアコンの暖房使用時には結露は起こらない
エアコンの暖房をつけた時にカビ臭さを感じると「暖房機能に問題があるのでは？」と考えたくなりますよね。
しかし、カビの原因となる結露は暖房使用時ではなく、冷房使用後に起こります。
つまり、夏場で冷房を使用してそのままにしておくと、エアコン内の結露が原因でカビが発生し、暖房に切り替えた時にカビが一緒に放出されるわけです。
これがカビ臭さの原因となります。
エアコンの暖房使用時には、結露水が出ないので、カビ汚染が起こることはないんですね。
エアコンの暖房でカビは死ぬ？
エアコンの暖房使用中に、カビ汚染が起こらないことがわかりました。
カビ対策をするのであれば、冷房から暖房に切り替える前に、エアコンクリーニングを行うのが1番です。
つづいて、エアコンの暖房でカビが死ぬのかどうかみていきましょう。
エアコンの暖房ではカビは死滅しない
J-STAGEのジャーナル「カビ汚染とエアコン」に以下の記載がありました。
なお、冬にエアコンで暖房する場合には、結露水が出ないので、内部にカビ汚染が起こることは考えられない。また、春のフィルターでもやはりカビ汚染が認められることから[18]、冬の乾燥や暖房ではカビは死滅しないことが明らかになった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikatsueisei1957/45/2/45_2_51/_pdf
エアコンの暖房使用時にカビ汚染は起こりませんが、冷房使用後の結露により発生したカビはずっと内部に残っており、暖房の使用では死滅しないのです。
つまり、エアコンの暖房を使用する前段階で、エアコン内にカビが発生していた場合、快適に使用するにはカビを取り除くしか方法はありません。
カビのエサとなるホコリが付着したフィルターは、比較的簡単に掃除できますが、エアコン内部の汚れはプロに任せるのがおすすめです。
エアコンのカビ臭さが気になる方はぜひ「テイクサービス」に相談してみましょう。
暖房で部屋干しするのはカビの原因になる？
寒い季節になると、洗濯物を屋外に干しても乾きが悪く部屋干しすることがありますよね。
暖房をつけた状態で、洗濯物を部屋干しするとよく乾くし、乾燥に対して加湿効果さえ期待できそうです。
しかし、洗濯物が乾くときに出た水蒸気が冷えた時、結露が生じます。
エアコン内部で結露が起きるとカビが発生するように、窓や壁などの結露はカビの原因になります。
カビが発生するのは嫌ですが、部屋干しも暖房も簡単にはやめられませんよね。
部屋干しを暖房で乾かす時には、湿度が高くなりやすいため、カビ対策として除湿器や扇風機を同時に使うのがおすすめです。
部屋干しを暖房で乾かしてもエアコンにカビは発生しない！
部屋干しを暖房で乾かすと、乾く過程で水蒸気が出るため部屋の湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。
窓や壁といった結露水が付着する部分には要注意ですが、エアコン内で結露が起こることはありません。
部屋干しによってエアコン内にカビが発生することはないので、安心してください。
エアコン暖房とカビの対処法まとめ
今回は、エアコン暖房をつけた時のカビの対処法についてまとめてみました。
エアコンの暖房をつけた時にカビ臭さを感じたら、エアコン内にカビが生えている可能性が高いです。
できるだけ早く、エアコンクリーニングを業者に依頼しましょう。
また、エアコン内に生えたカビは暖房では死滅しないため、定期的にフィルター掃除やエアコンクリーニングを行うのがおすすめです。
さらに部屋干しを暖房で乾かす場合は、湿度の上昇によりカビが生えやすくなるため、除湿器や扇風機を同時に使うと良いでしょう。
エアコン暖房をつけた時のカビにお困りの方は、ぜひこの記事を読んで対処してみてください。
