こんにちは、Good Life Spaceです。
冬はエアコンの暖房をつける機会が増えて、電気代が気になりますよね。
今回は「暖房をつけっぱなしにしたら電気代がどうなるのか知りたい」「節約方法を知りたい」という方に向けて、暖房の電気代について調査してみました。
エアコンの暖房をつけっぱなしにすると電気代がどうなるのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
エアコンの暖房をつけっぱなしにしたら電気代は?
冬は夏よりも電気代が高くなりがちですよね。
エアコンの冷房は、つけっぱなしのほうが安くあがると聞きますが、暖房ではどうなのでしょうか。
ダイキンが行った「冬のエアコンつけっぱなし検証」によると、エアコンの暖房は「つけっぱなし」と「こまめに入り切り」を使い分けると電気代を抑えられるそうです。
具体的には「つけっぱなし」のほうが、深夜帯・日中で約100円、夜間帯で20円程度安いという結果が出ています。
つけっぱなし | こまめに入り切り | |
深夜~早朝 23:00~6:00 | 135円 | 230円 |
日中 6:00~18:00 | 211円 | 302円 |
夜間 18:00~23:00 | 89円 | 113円 |
※電気代換算値は電力料金単価を27円/kWhとして計算
詳しくみていきましょう。
エアコンの暖房はつけっぱなしのほうが安い?
ダイキンの検証によると、エアコンの暖房は「つけっぱなし」と「30分ごとのこまめ入り切り」で比較すると、「つけっぱなし」のほうが電気代が安くなることがわかりました。
エアコンの暖房では、室温を維持するよりも、冷えた部屋を暖め直すほうが電力を消費します。
つまり「こまめに入り切り」することで室温が下がってしまうと、その都度電力を消費するため、つけっぱなしのほうが電気代が安くなるのです。
エアコンの暖房をこまめに入り切りするほうが安い場合も?
エアコンの暖房は「つけっぱなし」のほうが電気代が安いという説はありますが、実は状況によっては電源OFFの時間があるほうが、電気代が安くなることも。
つけっぱなし | こまめに入り切り | |
深夜~早朝 23:00~6:00 | 95円 | 8円 |
日中 6:00~18:00 | 154円 | 240円 |
夜間 18:00~23:00 | 92円 | 65円 |
※電気代換算値は電力料金単価を27円/kWhとして計算
ダイキンが行った「24時間つけっぱなし」と「外出時や夜間の使用はなし」という検証では、深夜帯・夜間では「こまめに入り切り」が30~80円程度安く、日中では「つけっぱなし」のほうが80円安いという結果になりました。
外出時や夜間の使用を控えることで、電気代の節約ができそうですね。
つけっぱなしとこまめに入り切りを使い分けるコツ
エアコンの暖房をつけっぱなしにするメリットは、室温を保てることです。
室温が下がると、再度暖房をつけた時に消費電力が多くなり電気代が上がるため、30分程度の外出であればつけっぱなしのほうがお得になります。
1時間以上外出する場合は、つけっぱなしよりもこまめに入り切りのほうが消費電力を抑えられるので覚えておきましょう。
参考:ダイキン「エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?」
エアコンの暖房で電気代を節約する方法
エアコンの暖房で電気代を節約する方法について紹介します。
- 設定温度を20度にする
- 換気をする
- ドアを閉める
- カーテンで保温
- 空気を循環させる
上記の5つの節約方法について簡単に解説します。
エアコン暖房の電気代を節約する方法①設定温度を20度にする
エアコンは、設定温度に達するまでフル稼働する性質があります。
室温が下がったところでエアコンをつけた場合、設定温度との差が大きいと消費電力が多くなり、必然的に電気代が高くなります。
また、環境省では、省エネを目指す上では室温を20度とすることを推奨しています。
暖房の設定温度は20度が1つの目安です。
環境省では、快適性を損なわない範囲で省エネルギーを目指すために、室温を夏季28℃、冬季20℃とすることを推奨しています(設定温度ではありません)。また、エアコン設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%削減されると見込まれています。
環境省「2017年度の家庭のエネルギー事情を知る」
エアコン暖房の電気代を節約する方法②換気をする
エアコン暖房の電気代を節約するには、換気をするのも1つの方法です。
冬は窓を開ける機会も減りがちですが、空気の出入りが少なくなると空気中のホコリが増加します。
ホコリが増加すると、エアコンのフィルターにもホコリがつきやすくなり、暖房効率を下げてしまいます。
空気の入れ替えを心がけましょう。
エアコン暖房の電気代を節約する方法③ドアを閉める
エアコン暖房の電気代を節約するには、ドアを閉めて空間をできるだけ小さくする方法も有効です。
少しドアが開いているだけでも、冷気が入ってきて「寒い」と感じるものですよね。
ドアをきっちり閉めて、部屋の保温に努めましょう。
エアコン暖房の電気代を節約する方法④カーテンで保温する
エアコン暖房の電気代を節約する方法として、厚手のカーテンに交換したり断熱シートを貼ったりするのも有効です。
部屋の保温ができれば、エアコンの設定温度を上げる必要がなく、電気代の節約につながります。
エアコン暖房の電気代を節約する方法⑤空気清浄機を置く
エアコンの風を下向きにして、給気口の近くなど冷気が気になる場所に空気清浄機やサーキュレーターを設置するのがおすすめです。
冷たい空気は部屋の下の方にたまり、暖かい空気は天井付近にたまる性質があります。
空気を循環させて、室温を一定に保つことで、電気代を節約することができます。
エアコンの暖房をつけっぱなしでかかる電気代まとめ
今回は、エアコンの暖房をつけっぱなしにすると電気代がどうなるのかと、電気代の節約方法についてまとめてみました。
エアコンには設定温度に到達するまでフル稼働する性質があるため、30分程度の外出であれば「つけっぱなし」のほうがお得なことがわかりました。
室温がどれほど維持できるかが電気代に直結するため、暖房の設定温度は20度を目安とし、部屋を保温する工夫をしてみましょう。
エアコンの暖房をつけっぱなしにすると電気代がどうなるのか気になっている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。